2022.09.30
渡部暁斗 “エコパートナー”を募集!競技活動と環境問題の複合に挑戦
渡部暁斗 カーボンニュートラル実現の為“エコパートナー”を募集
ー雪を次世代に残す為、競技活動と環境問題の複合に挑戦ー
ファーストトラック株式会社(本社:東京都中野区 代表取締役:塚田邦晴) は、地球温暖化防止にスポーツの力で貢献し、雪を次世代に残す為に、ノルディック複合の渡部暁斗がCo2排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)で競技活動を行う為の“エコパートナー”を募集します。
■エコパートナーとは:
1. 渡部暁斗の競技活動や私生活を通して排出しているCo2量(カーボンフットプリント)の削減を、エコパートナー様の製品やサービスを通してサポートして頂きます。
2. 渡部は年間の1/3以上を海外で過ごし、ヨーロッパを転戦するなど海外遠征の多いアスリートです。一般の方よりもCo2排出量が多い為、現時点で排出しているCo2をカーボンオフセットという形で実質ゼロにする取り組みを行います。具体的には、ワールド杯、世界選手権で渡部が着用するヘッドギア(ヘルメット、キャップ、帽子)に掲出する広告枠をエコパートナー様にご購入頂きます。その広告料を長野県を中心とした、国のJ-クレジット制度の認証を受けた森林クレジットを購入することでCo2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルを実現します。
■広告料:1,050,000円(税抜)
渡部暁斗世帯の年間のカーボンフットプリントである70トン(国連のカーボンフットプリント計算ソフトで算出)に、長野県の平均的な森林クレジット価格15,000円/トンで計算した、1,050,000円(税抜)を広告料として募集します。
※ヘッドギアの広告枠は1枠のみの為、お申し込み多数の場合は、ご提案頂くカーボンフットプリント削減のサポート内容などを考慮して決定させて頂きます。
■エコパートナー募集の背景及び目的
国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、このまま石油や石炭に依存した経済活動が続き、温室効果ガスの削減が進まなかった場合、21世紀末には地球の気温が産業革命前に比べて4度高くなると予測されています。また、そのシナリオの場合、日本の降雪量は約70%も減少すると予測されています。(気象庁と文部科学省がまとめた「日本の気候変動2020」より)。渡部暁斗自身の競技やライフワークであるスキーも出来なくなるでしょう。数十年後も子供達と一緒にスキーが出来るようにする為には、私たち一人一人の活動で発生するCo2を減らし環境負荷をさげることが必須です。日本政府がパリ協定で「2050年までに完全なカーボンニュートラルを実現する」ことを目標にしていますが、国民一人一人の協力が欠かせない中、まだカーボンニュートラルの認知度は高いとは言えない状況です。
そこで、私たちの生活に直結する環境問題に対し、雪上で活動するアスリートとして、スポーツの力で少しでも貢献できることは何かを渡部暁斗と相談し、考えました。その結果、カーボンニュートラルやカーボンフットプリントの認知度向上に繋がり、環境問題への意識を高めるきっかけになればという思いで、エコパートナー募集をさせて頂く運びとなりました。雪を次世代に残す為、そして何より次世代が安心して暮らせる地球を残す為に、スポーツの力で環境問題に取り組んでいきます。
■渡部暁斗コメント
私が小学生だった頃、白馬村には今よりも沢山の雪が降っていました。駐車場の雪かきをした後、車の両脇に積み上がった雪は車の高さ程になり、そこにかまくらを作ったり、そりで滑って遊んだりしていました。しかし今はその光景を見ることはほとんどありません。シーズン途中に一時帰国しても麓の積雪は少なく、両親は「雪掻きしなくていいから楽だ」と言っていますが、それだけ積雪量は年々減少しています。駐車場の脇にうっすら積もっただけの雪を見ると寂しい気持ちになります。
十数年前から秋のヨーロッパでトレーニングするようになり、オーストリアの標高2700mのダハシュタイン氷河でスキーに乗って雪の感触を確かめるのが冬に向けた準備の一環となっています。しかしその氷河も年々小さくなり、オープンが延期になったり、コースが短縮されたり、以前のようにトレーニングができなくなりつつあります。
スキーを介して温暖化の現実を目の当たりにしてきました。我々スキーヤーは雪がなければ滑ることができません。このままでは将来スキーができなくなるのではないか。減っていく雪や氷河を見ながらそんなことが頭をよぎることも多くなりました。家族が増えた今、成長した子供達と一緒にスキーをしたり、雪で遊びたいという気持ちもあります。
環境問題に対して何かしなければと思う一方、競技を続けていると遠征の移動等により私のカーボンフットプリントは平均よりかなり高いのが現状です。地球環境に対して他人以上に負荷をかけながらも競技を続けることへの葛藤は大きくなっています。全てをすぐに手放すのではなく、自然と共存し、競技者としてスキーを続けながらできる行動を考えた時に、今回のエコパートナー募集という答えに行き着きました。
温暖化と雪の問題は地球環境問題のほんの一部であり、私の行動は小さなアクションに過ぎないかもしれません。それでも、これが一人でも多くの方の行動につながるきっかけにもなれば嬉しいです。次世代に少しでも良い環境を残していきたい、それが私の願いです。まずは自分にできることから始めてみます。
■広告枠詳細
●広告掲出場所:ヘッドギア(ジャンプの際のヘルメット、クロスカントリーの際のキャップ、表彰式などの際のキャップ)に最大50㎠のコマーシャルマーキング(企業名やブランド名のロゴなど)
※全日本スキー連盟が派遣する国際大会及び全日本スキー連盟の主催する国内大会に出場する際に着用するヘッドギアとなります。下記右図のBの位置
●出場予定大会:
・2022年-2023年シーズンFISワールド杯24戦(2022年11月24日~2023年3月27日)
・2023年世界選手権スロベニア大会(2月24日~3月4日)
※雪不足や本人のコンディションによって変更になる可能性もあります
●広告掲出期間:2022年11月開幕戦~2023年8月31日まで
※お申込みのタイミングによっては開始が遅れる可能性があります
■エコパートナー募集要項:
1. 渡部暁斗の競技活動や私生活を通して排出しているCo2量(カーボンフットプリント)の削減を、自社の製品やサービスを通してサポートして頂ける法人様。
2. 渡部暁斗世帯の年間のカーボンフットプリントである70トン(国連のカーボンフットプリント計算ソフトで算出)に、長野県の平均的な森林クレジット価格15,000円/トンで計算した、1,050,000円(税抜)を広告料として募集します。
※ヘッドギアの広告枠は1枠のみの為、お申し込み多数の場合は、ご提案頂くカーボンフットプリント軽減のサポート内容などを考慮して決定させて頂きます。
下記メールアドレス宛にサポート内容のご提案をご記載の上、ご応募お願い致します。
ファーストトラック株式会社 担当:塚田
ktsukada@first-track.co.jp
雪を次世代に残す為、渡部暁斗の競技活動と環境問題の複合への挑戦にサポート頂ける皆様のご応募お待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。